JUGEMテーマ:アート・デザイン

最近、覚えた美術館の楽しみ方があります。

京都国立博物館に行った時の帰り、
後ろを歩く2人のご婦人が感想を言い合っていました。

「やっぱり光琳はいいわねぇ〜深い。苦労したのが分かる。」
「そうね〜酒井抱一はなんだか軽いものね。」
「彼はなんか楽しんでるというか、苦労がないというか...って感じがするわ」

この感想を聞いた時、ふ〜ん、苦労と作品の深みっていうのは関係があるのかぁ...と思いつつ、なんだか面白かった。
他の人の感想を聞くのは楽しい♪

感動して動けない作品が出ると、なぜその作品がこんなにも自分を虜にするのか作品の前で立ち尽くして考えてしまう。

私の美術好きに最初に火をつけたのは「与謝蕪村」だったので、12月の開期では「峨嵋露頂図巻」を楽しみにしていました。

けど、その前に、私はある作品に捕まってしまう。。

尾形光琳の「籬夕顔図屏風」

またしても、光琳かぁ.......
今期も、何回か足を運んでいるけど、作品を見ている時間の比率は、籬夕顔図屏風:その他=7:3。

多くの時間をその作品の前で過ごして一生懸命考えてみる...なぜもこんなに植物が躍動している?
・葉の色がみずみずしいから?
・つるの先端がいかにも巻きつくところを探してさまよっているように見えるから?
・中央に密集している大ぶりの葛の葉と対比して華奢な感じのする鉄線の葉が上方に向かって伸びている感じが良いから?
・柵の高さが、源氏目線に描かれているから?...

絵画の前で悶々としながら、とりあえず他の人に聞いてみる...

こういう絵を観ると、葉がない一見無駄のように見える空間(ここでは左側にほとんど植物がない)が気になっちゃうんだよね。その人はそのへんのバランスが好きということらしい。

尾形光琳は構図が素晴らしいらしいけど、そういうことなのか...だからこんなにも植物が生き生きとしているのか....う〜ん、まだ納得いかない。。

私の最近の目標は「気持ちが悪くなるくらい活字を見る、本を読む」というものなのですが、今のところ3〜4日に1冊のペース...あまり悪くない気もするけど気持ちは悪くなっていないのでまだまだいけそう。とにかく隙あらば読むようにしていて、
ジャンルは植物学、サル学、文学論、古典文学などなど...昔は大好きだったけど東野圭吾が書くようないわゆる小説は基本的に読まないようにしています。

余談ですが、今月読んだ7冊のうちで最も良かったのは「サルなりに思い出す事などー神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々ー」。この本は本当に素晴らしい...ここでは書評を書いていないので語りませんが、読まないと人生の半分は損しているのではと思うくらい素晴らしい!是非、おすすめです!!

話が脱線しましたが、読みかけの、小説的思考に関する本に、
同じ単語を繰り返さず短い文にするのが文章のルールのようになっているけど(効率的に情報を伝えるため)、太宰治の「斜陽」は一文が長くしかもそれが同じ単語の繰り返しでできていると書いてありました。効率を無視した無駄だらけの文章。しかし、だからこそ、そこには余裕が生まれ登場人物の貴族らしさが表現できているらしい。
なるほど....無駄が優雅さを生むのかぁ〜...。

そこで上記の人の感想を思い出す...
光琳の、あの一見すると無駄にしちゃっているような空間の使い方が絵に優雅さを与えているのかなぁ....構図が鍵なのか...
う〜ん....

そして、美術館のスタッフに私のモヤモヤをぶつけたところ、色々と教えて下さいました。
しかし結論は....この作品を理解するための課題がまた増えた。。

今回はものすご〜〜〜く歯切れの悪いブログなのだけど...いつかの為に記録しておこうかなと汗汗

モヤモヤしたけど、美術館の楽しみ方として、色んな方と感想を共有するのは楽しいなと改めて。
しかも東京黎明アートルームのスタッフの方は感想を聞くのがお好きなようです。

感想をドンドン、多くの人と共有していけるようになったらいいなと思います!!
そして、是非とも「籬夕顔図屏風」への感想(私へのヒント?笑)をお寄せください♪♪

最後に、私のお気に入りの写真を添付したいと思います!
いつかこのような空間に茶花を活きてみたいなぁ〜〜〜

  • 2017.10.23 Monday
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  • 22:37
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